金、人、時間…リソースは限られている。でもやりたいから絶対作りあげる。町中がDIYをしているワケ。
こんにちは!信州は、9月に入ってすっかり秋めいてきてきました。
こうやって季節を切り口に文章がはじまるところが、大変日本人らしいと思いつつ書いてしまいました。
私たちが住んでいる日本の中心に位置する信州 辰野町(とNHKのチコちゃんが言っていた)トビチ商店街では日々まちの様子が微妙に変化しています。
毎日、若者がたくさん集まって、工具などを持って走り回っている様子。
遠目から見ても何かが、起きています。
まずは片付けから開始、空き店舗の前にたくさんの荷物が外にドーン!と出されている様子はなんだか迫力があります。
誰がなんのために平日の日中に空き店舗をDIYしているの?そう道歩く人たちも、興味津々にのぞいていきます。
高校生、大学生、古着屋、移動販売のカレー屋さん、建築家、協力隊、デザイナー、ライターなど、DIYしている中には、色々な職業の人がいます。
時には会社の経営者が「手伝いにきました。」なんてふらっと現れたりして、自然と多様性あふれる面白い空間に。
彼らは、何を作っているのでしょうか?
あっちこっちで、ダンススタジオの複合施設や、コワーキングスペース、ギャラリーなど…情報が洪水しています。(笑)
若者たちは「このまちに欲しい!でもないから、作っちゃおう!」というものを同時に4つほど、仲間を集めて、トンカチやっているのです。
愛着のある場所として育て上げる意味はもちろん、予算や時間などのリソースが限られている地域で自身の表現や、やりたいことを実現するためにDIYをしています。
これだけ、日々たくさんの場所でDIYをしているまちは、他にはないんじゃないだろうか、なんて妄想してしまうくらいです。
最近は家庭でのDIYと聞いてイメージするものより、ずっとハードな壁壊しや、壁づくりや、床はがしや床はり…匠の技を持つ大工の先生から、もはや見習いとして、教わりながらやっています。
今もダンススタジオなどの複合施設である& garageでは9/13からワークショップが開始(!)するため、急ピッチで床のモルタルなどの仕上げ作業に、日々みんなで汗を流しています。
多様性が自然に共存していて、色々な人がいるけれど、一人の人として関わり合うのがトビチ商店街らしさなのかもしれません。
DIYのお手伝いをすることで、誰かの想いや表現を共有でき、主催者やそれに共感して集まった仲間たちと仲良くなることができます。
DIYサポーターズ、まだまだ募集中です。
※マスクの着用やアルコールの使用、換気の実施など、長野県のガイドラインに沿ったコロナの対策をしながら行っています。
現場での取材も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください。
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